礼拝用語
主の祈り(しゅのいのり)
主の祈りとは共通の祈祷文を持たないプロテスタントの教会における唯一と言ってよい祈祷文と言えます。それは、バプテスマのヨハネの弟子たちが先生であるヨハネによって教えられていたように、イエスの弟子たちが祈り方を教えてくださいと頼んだ中で、このように祈りなさいと教えられたものです。主の祈りの中には神との関係の中でのこと、日常生活の中でのことが網羅されており、祈りの見本、基本と考えることができる祈りです。
讃美歌(さんびか)
会衆一同でまことの神である主をほめたたえ、歌います。教会によって使われる讃美歌は違いますが、通常私たちの教会では「讃美歌」(日本基督教団・讃美歌編集委員会発行)を用いています。
歌の上手い、下手ではなく、心を合わせ、賛美を受けられるべきお方、神におささげします。
交読文(こうどくぶん)
詩篇などの聖書箇所を司会者と会衆で「読み交わす」ことです。教会によって用いる歌集、箇所は違いますが、私たちの教会では独自の「交読文集」を用いています。聖書の本文を用いていますので、ただ朗読するのではなく、読む一人一人の告白として読んでいます。
聖餐式(せいさんしき)
プロテスタント教会には二つの聖礼典があります。一つは洗礼式(バプテスマ)であり、もう一つは聖餐式です。聖餐式のもととなっているのは福音書に記されている「最後の晩餐」の場面でのイエスの教えです。イエスはその場でパンを裂き、弟子たちに与え、杯をとって弟子たちに与え、「わたしを覚えて、これを行ないなさい。」と命じました。この礼典を通してキリスト者はイエスの十字架と復活を味わい、覚え、私たちの罪の赦しと永遠のいのちが確かなものであることを覚えます。
献金(けんきん)
礼拝の中でささげる献金は自由献金です。ささげる額など、決まりごとはありませんし、ご用意がない場合、または主旨にご賛同いただけない場合はささげなくても良いです。私たちはすべてのものが神に与えられたものとして信じています。その与えられた恵みの神に喜んでおささげしていきたいと願っています。また月ごとの献金総額、支出の項目、支出額に関しては毎月会計報告としてお知らせしています。
頌栄(しょうえい)
礼拝の最後に、様々な恵みを下さった神を賛美し、一切の栄光を神にお帰しします。
祝祷 (しゅくとう)
プロテスタントの教会では礼拝の終わりに、牧師による祝祷(祝福の祈り)があります。集われたお一人お一人の祝福を願い、イエスの恵みと父の愛、そして聖霊の交わりが会衆の上に豊かにあることを祈り、会衆はアーメン(その通りですという意味)と応えます。